2015年6月20日土曜日

音の変化① 【うちなーぐち(沖縄方言)講座・じゅん選手】

うちなーぐちの単語は、規則に従って標準語に変換すれば、
「なんだ、あの単語のことかあ (^-^*)」ってなることが多いですよ♪ 


「女々しくて」2番の歌詞「次は誰と」が「ちぎやたーとぅ」となる理由も分かりますよー (^-^*)♪ルール ダイジダヨ


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標準語 → うちなーぐち 
   標準語の「あ」 → うちなーぐちだと「あ」
   標準語の「い」 → うちなーぐちだと「い」
   標準語の「う」 → うちなーぐちだと「う」
   標準語の「え」 → うちなーぐちだと「」 雨が「あ」に
   標準語の「お」 → うちなーぐちだと「」  雲が「く」に

標準語の「す」「ず」「つ」「て」「と」は以下の通り。
   標準語の「す」 → うちなーぐちだと「」   墨が「み」に
   標準語の「ず」 → うちなーぐちだと「」   数が「か」に
   標準語の「つ」 → うちなーぐちだと「」  いつが「い
   標準語の「て」 → うちなーぐちだと「てぃ」 手が「てぃー」に
   標準語の「と」 → うちなーぐちだと「とぅ」  隣が「とぅない」
  
     一音の単語は長く発音されます。
      手(て) → てぃー /  毛(け) → きー (だから毛深い人は「きー(毛)まー」♪)

標準語の[k]音・[t]音・[ky]音 → [ch]音に変化する例
  イカ(烏賊)[ika]   → 「いちゃ」[icha] 
  いた(板)   [ita]   → 「いちゃ」[icha]
  きょう(今日)[kyoo] → 「ちゅー」[chuu]

   「いちゃがりがり」というお菓子がありますね。相当硬いですよ。イカ味。


標準語の[d]音・[g]音 → []音に変化する例
  むぎ(麦)[mugi]  →  「む」[mui]
  どれ       [dore]  →  「ゅり」[uri]

標準語の「り」 → うちなーぐちの「い」   
  とり(鶏・鳥)[tori]  →  「とぅ」[tui]

   だからケンタッキフライドチキンのことを「とぅいぬヒサ」って書いたんですね♪ あ、「ひさ」って「足」のこと  (^-^*)



 
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上のルールをあてはめて、次は誰と」を変換!
     「つぎ」 → 「ちぎ」  
     「は」は、うちなーぐちでは「や」を使います。 
     「誰」は、うちなーぐちで「たー」といいます。  
     「と」 → 「とぅ」

     ∴ 「次は誰と」 → 「ちぎやたーとぅ




● 解説に用いた[      ]内の発音表記は、初学者の便宜を図るため、一部読みやすい表記にしています。ご了承ください ●


あんしぇ、またやーたい (^-^*)♪